
ガン予防とハーブティー


ハーブには香りがするものがたくさんあります。香りの成分は大きく、テルペンとフェノールに分類されます。テルペンはガンの成長に関わる多くのガン遺伝子の機能を抑制し、ガンの成長を遅らせる効果があると言われています。その中で、特にシソ科のハーブに抗がん作用があると期待されています。ビタミンAやポリフェノールも多く含まれますので、調味料としても取り入れたいハーブです。
ハーブの摂取は手軽で誰でもできる民間療法です。歴史的に長く用いられてきましたが、手術や抗がん剤、放射線といった治療の代わりはできません。予防、または治療の中でのサポートの役割と考えていただけるとよいかと思います。

シソ科の主なハーブ
バジル・オレガノ・タイム・ローズマリー・セージ・ラベンダー・レモンバーム・ミント・マジョラムなど。

カロテノイドの一種、βカロテンの抗酸化作用
フィトケミカル成分のひとつ、βカロテンにはガン、動脈硬化などを引き起こす有害な活性酸素から守ってくれる強力な抗酸化作用があります。活性酸素は、本来人間の体内に存在していて、体内に侵入したウイルスなどと闘う働きを持つため不可欠な物質ですが、体内で増加しすぎると、体に害を及ぼしてしまいます。増加の原因として、ストレス、喫煙、生活習慣、食品添加物などがあります。増加した活性酸素は、動脈硬化、ガンなどの命に関わる病気にもつながってしまいます。βカロテンの抗酸化作用は活性酸素と関係する病気の予防などにも効果が期待されています。その他にも、βカロテンの摂取はLDLコレステロールの低下やアルツハイマー予防に重要なことが分かっています。βカロテンが多く含まれる食材として、緑黄色野菜は耳にされるかと思います。ハーブの中では、ローズヒップ・よもぎ・セージ・バジルなどに含まれます。特にバジルはトップクラスの含有量で、発がん抑制作用が強いと言われています。

バジルの効果
βカロテン、ビタミンE、カルシウム、鉄分、マグネシウムなどが多く含まれています。バジルティーで取り入れてみるのはいかがでしょうか。あまり馴染みがないかもしれませんがすっきり爽やかな風味です。バジルはガン予防の他にも、鎮静作用・リラックス・消化促進・殺菌抗菌作用・咳止めといった効果があります。殺菌作用があるからと直接お肌には付けるのは危険です。肌荒れを引き起こすメチルカビコールが含まれています。取り入れ方には注意しましょう。 ※妊娠中の方、乳幼児、重病の方は使用を避けてください。



他にもガンに効果があると言われている植物がありますが、ニンニクや生姜、イチョウなどは、特に乳がんの場合で皮膚の治癒率を遅らせてしまう恐れがあるという報告がされていますので、治療中の場合は医師と相談の上、取り入れてください。
